2015年

2月

11日

雪明かりの路

とちの木のオブジェに小さな灯りを灯しています。
とちの木のオブジェに小さな灯りを灯しています。

毎年、2月に行われるイベント「雪明かりの路」小樽運河・旧手宮線の道道に小さなろうそくの灯りを灯すこ

とからはじまった小さな手作りのイベントが最初でした。回を重ねるごとに大きなイベントとなり今は札幌ま

つりと共に大きな冬のイベントとなっています。

 

あゝ 雪のあらしだ。

家々はその中に盲目になり 

身を伏せて埋もれてゐる。

この恐ろしい夜でも

そつと窓の雪を叩いて外を覗いてごらん。

あの吹雪が木々に唸つて狂つて

一しきり去つた後を気づかれない様に覗いてごらん。

雪明りだよ。

案外に明るくてもう道なんか無くなつてゐるが

しづかな青い雪明りだよ。

(伊藤整『雪明りの路』より「雪夜」)

 

    小樽出身の作家伊藤整の詩「雪明かりの路」が原点であることを忘れないでほしいなと

       大きなイベントとなってしまった昨今そう思ってしまいます。

       この文章を書いている今もしんしんと雪が降り続いています。雪が降る夜は回りの音も

       消され本当に静かです。厳寒の2月雪の中に埋もれてしまう錯覚と窓からのもれる雪

       に明るさ感じてホッとできます。もうすぐ来る春の暖かさを思いながら・・・。

            

       今年は、友人が作ってくれた「とちの木」と蹄鉄のオブジェにワックスボールと硝子

       瓶にろうそくを灯し、小さな灯りが店先を照らしてくれています。

                2/6~2/15期間中の土・日・祝日に点灯中です。